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松山城

松山城は、巧妙な天守曲輪が特徴の城です。所在地は、愛媛県松山市丸之内です。連立式天守をもつ平山城で、標高132mの勝山の山頂に立つ大天守に複数の小天守が連結しています。1602年に加藤嘉明によって築城が開始され、1627年に完成しました。築城史の中で最も期間がかかったと言われる四国最大の城郭です。加藤氏は、城の完成直前に会津藩へ転封となり、その後は蒲生氏を経て1635年から明治維新まで松平家の居城でした。

また、松山城には「登り石垣」という、珍しい石垣があります。「登り石垣」とは、中国にある「万里の長城」と同じく、山腹から侵入しようとする敵を阻止するため、ふもとの館と山頂の天守を、山の斜面を登る2本の石垣で連結させたものです。韓国の倭城と共通点があります。現存12天守の城では松山城と彦根城しか存在が確認されていません。松山城の「登り石垣」の南側の部分は、ほぼ完璧な形で残っていますが、北側は一部分しか残っていません。おそらく幕末以降に、取り壊わされたものと思われています。

乾櫓、野原櫓、隠門など築城当時から残るものはすべて重要文化財に指定されています。1854年(安政元)に再建された天守(重要文化財)からは、石鎚山から伊予灘までが一望できます。小天守内部には松山城の歴史を展示しています。堀之内を含む城山公園全体が国の史跡で、「日本さくら名所100選」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。

お城データ

遺構 現存天守・櫓・門、石垣、堀
住所 愛媛県松山市丸之内1
アクセス JR「松山」駅から伊予鉄道「大街道」駅下車〜徒歩5分〜ロープウエイ「東雲口」〜「長者ヶ平」から徒歩10分
サイト 松山市 http://www.city.matsuyama.ehime.jp/