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現存の天守12城

現存天守(げんそんてんしゅ)とは、日本の城の天守のうち江戸時代以前の封建時代に建築されたものが、現代までそのまま存在する天守のことです。

城の象徴である天守は、関ヶ原の合戦前後に築城のピークを迎えましたが、江戸幕府の一国一城令による破却で城郭数は激減。武家諸法度により新たな築城や増改築も禁止されました。また、災害等で焼失・倒壊し、再建されなかった天守も多かった(江戸城、大坂城など)ので、その数は減少し続けました。また、幕末から明治にかけても戦乱や明治政府の廃城令、天災や第二次世界大戦などにより、さらに数多くの城郭が失われました。そのため、今や現存天守は全国で12城しかなく、これらを総称して「現存12天守」と呼んでいます。いずれも貴重な歴史的文化遺産なので、国宝や国の重要文化財に指定されています。また、これらは一般的に「本物の城(天守)」とも言われています。

その維持・保存は文化庁の指導により厳しく決められており、伝統的な城郭建築の技法も求められるので多額の経費が必要です。

その他のお城

現存天守以外の天守には、復元天守、復興天守、模擬天守があります。有名なのは大阪城や名古屋城、熊本城などです。

また、復元天守さえもない城もたくさんあります。復元天守がなくても、櫓や石垣が残っている城跡が多くあります。しかし、櫓や石垣などもない城も各地に多く存在します。石垣などがない城跡の何が面白いのか?と思われますが、そういった城にもたいへん魅力があります。その場に立つと様々な歴史を感じるような不思議な感覚があったり、その城跡が漂わす情緒に異空間へと導かれていくように感じることもあります。それは城が、その土地の歴史や人々の人生が凝縮している場所だからではないでしょうか。

城跡は日本全国にたくさんあります。城跡巡りもおもしろいものです。現存12城も含む「日本100名城」が、財団法人日本城郭協会によって平成18年2月13日に決まりました。探訪の手がかりとして利用するとよいでしょう。

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